自分は、結局のところ、「内弁慶」なんじゃないか?
と気づくことがあり、愕然としました。
内弁慶って、家族の中では偉そうだけど、
外に出たら意気地のないことを言います。
すでに出来上がった関係性の中では奔放に振る舞えるけれど、
そうでない時には、本来の力を発揮できないということですね。
内弁慶の一番小さい範囲は、家族やパートナー。
それが、友人たち、仕事仲間、何かのつながりと範囲が広がったとしても、
要は、「すでに出来上がった関係」という意味では同じです。
自分の「こうありたい関係性」を受け入れてくれた人といる時は、
自分の力を出しやすいし、認めてもらえるので心地がいい。
なので、無意識にそうした人たちと一緒にいることを選ぶ。
逆に、自分の思うような関係にならない時には、
居心地が悪くて、自分の力が制限された状態になる。
「フィーリングが合わんなー。」とか、
「世の中には色んな人がおるから仕方ない。」と、
自分以外に理由を見つけて自分を納得させて、
そうした人との関わりや、場を避ける。
で、自分がそうやっていることに気がついていない。
それって、会社で「社長〜」とか言われて偉そうにしてるけど、
外国のレストランで一人なったらおどおどしてるおっさんと、なんら変わりないやん、
と思ったら、
自分の「内弁慶さ」に、気持ち悪くなるくらい嫌気が差しました。
自分の力が出せる関係性を築いていく、
ということが悪いわけじゃないと思います。
でも、自分の枠外の人を避けつつ、身内を増やすという、
内弁慶の範囲を広げるやり方ではなく、
相手がどんな人であれ、
目の前にいる人とちゃんと関われる自分になりたい。
そう考えると、
関わる、ということに対する自分のエネルギーが、
全然、足りていないことがわかったのです。