そこそこ歳をとった大人が「自分のことが好きになれない」とか「自分が嫌いです」と言っているのを聞くとすごく違和感を感じます。中2の子がそう言っているのであれば、「そうか、がんばれ」とすっと思えますが、ええ大人が言うのを聞くとイラっとします。
それは、「厚かましい」という感覚に近い気がします。何が厚かましく感じるのか考えてみると、自分のことを人ごとのように言っているからだとわかりました。誰かになんとかしてもらおうと思っているのか、「こんな自分になったのは誰かのせいだ」と言わんばかりの態度が、厚かましいと感じるのです。
自分を否定することが何かの免罪符になると思っているのかもしれません。
「それ、自分のことやろ?」とツッコミたくなります。
「自分のことが大好きです!」ってわざわざ人に言うこともないですが、自分がやったこと、成したことをちゃんと認めることができない人は、他人のことも認められません。なので、自己否定ばかりしている人は、内心、他の人のことも認めていません。親のことが嫌いだったり、生まれ育った場所や、自分の国のことも嫌いだったりします。
自分が嫌いなら、まあそれはそうとして、「で、どうするん?」て、ツッコミをいれないと、自分の人生は動き出さないと思います。もちろん、それがわかっているからつっこまないのかもしれませんが。
ぼくはカウンセラーなので、「うんうん、そうなんだー、自分は自分でいいよね」とだけ言うようなことはせず、ちゃんと、「で、どうするん?」とツッコミますので、自前のハリセンチョップの威力が物足りないと感じる人は、セミナーかセッションに来てくださいね。笑