先日、報道番組に海洋冒険家の白石廣次郎さんがゲスト出演していた。
キャスターから「白石さんは、『ネガティブな時に物事を決めちゃいけない』とおっしゃっていますよね?」と話しを振られて、「はい、いい決断ができる状態に自分をする、ということが大事なんです」と答えていた。
白石さんは、ヨットで単独世界一周を3回も達成している。
「海の上では、判断、判断の連続ですから。しかもいい判断をしないと命を失います。」というようなことを話していた。だからこそ、「いい判断ができる状態に自分をする」ことに、意識を向けているのだ。
ぼく達の多くは、命と隣合わせの判断をする機会などそうそうないが、仕事であれ、人間関係であれ「いい判断」をしたいと誰もが思っている、と思う。
ネガティブな気分のときには視野狭窄が起こる、ということがわかっている。
実際に目で見える視界が狭くなるし、考え方の選択肢がせばまる。
逆に、ごきげんな気分の時には、ものが見える範囲が広がり、考えの選択肢が増える。
腐りかけた食材を使って何かを作るのと、たくさんの材料の中からよりよい食材を選んで調理をするのとでは、出来上がる料理に違いが出るのは当然だ。
うまくいかないことがつづいている時に、やるべきことは、がむしゃらにがんばることではなく、自分をよい気分にすること。
友人の典子さんが教えてくれた方法は、「10分後の自分が、今よりほんの少しごきげんになるために何をしようか?と考える」やり方だ。
やってみるとわかるが、たいてい「寒いのを我慢していた」「トイレに行きたいのを我慢していた」「付けっ放しのテレビがうるさかった」「部屋の中の空気がこもっていた」といった、感覚せずにいた不快感に気がつく。
そしたら、「靴下をはく」「トイレに行って用をたす」「テレビを消す」「窓を開ける」という具体的な行動をとればいい。
人によっては、「冷蔵庫のチョコを食べよう」「朝のどうでもいい喧嘩のことを謝ろう」「30分ほど寝よう」といったことを思いつくかもしれない。
そうした行動をとったあと、気分が変わっていることに気がつくはずだ。
何かを決めるのなら、そうした行動をとってからだ。
ネガティブな気分の時に、唯一決めてもいいことが、ひとつだけあると思う。
「こんなクソみたいな状況を招くようなことは二度としない」ということだけだ。
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